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切札となる成分は?
アルツハイマー病や認知症改善に関する研究は世界で進められているわけですが、食物に特化した研究結果も少しずつ出てきていますね。
認知症予防に関する研究はまだまだこれからではあると思っています。
近年、富山大学和漢医薬学総合研究所の東田先生らがジオスゲニンという成分がアルツハイマー病改善に結び付く機序を発見しています。
アルツハイマー病ではアミロイドβというたんぱく質が老人班として沈着し、やがて神経細胞が死滅していくという仮説が有力なんですが、
東田先生らはマウスを用いた実験でジオスゲニン投与により記憶障害が顕著に改善され、アミロイドβやもう一つのたんぱく質タウタンパク質も抑えられることがわかっています。
そのことがNHKで紹介されてから、ジオスゲニンの注目度が上がっているそうですね!
ジオスゲニンは山芋に
そのジオスゲニンとは山芋に含まれているんですよ。
山芋は、古くから滋養強壮、下痢止め、鎮咳などに効果があるとされ、山薬というなで漢方の定番素材として長年活用されていますね。
山薬はジオスゲニンのような天然のフィトステロール含んでいるそうです。山薬のほとんどが中国山芋である山葯(Dioscorea opposite)が用いられています。
アンチエイジング関連研究で活用
山芋のジオスゲニンの研究はアルツハイマー病、メタボリックシンドローム(脂質代謝)、骨粗鬆症、慢性関節リウマチなどに関して多岐にわたって行われているんですよ。
研究がガンガン行われていて、エビデンスがまだ十分じゃないから、まだそんなに期待して食べないほうがいい?
これだけの情報でも、十分な研究結果が出る前に食べちゃったほうが、得だとおもいませんか?
山芋は夏が旬ではありませんが、夏場の暑い時にの夏バテ予防にも活用できる食材ですね~!
十分な研究結果が出る前に、食べちゃって、研究結果がたくさんもっと出た後に、
「あらっもう随分前から私は注目して、しょっちゅう食べてましたけど……」って言いたくないですか?
山芋レシピももっと考えねば~!