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快気祝いに赤飯!母は介護者の鏡!

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認知症なら付き添いを

祖母が今回入院していたのは、昭和な雰囲気の病院で、その外観だけでなく、体制も昭和でした。というのは、今時珍しい、「付き添いありなんです。付き添いは、認知症の人に限ってのようです。身体拘束(しばること等)はしないというのは、ありがたいんですが、付き添わないといけないんです。うちの祖母は最近は、穏やかなことが多いので、おとなしいから付き添いなしの方向に持っていきたかったんですが、肝臓が悪くなってしまったので、認知症の薬も一旦ストップになったこともあって、あっけなく、点滴を抜いて血まみれになってしまいました。そしてやっぱり付き添わざるをえないことに。

身体拘束か付き添いか

どちらかというと、今はもう入院時に身体拘束の同意書をとっておく病院が最近は多いようです。今回の病院は、小さい病院なこともあり、身体拘束しない代わりに、付き添いをするという体制でした。認知症の人は、同じ病室にかためられ、家族に点滴の間などできるだけ付き添うように頼んでいるので、自然と誰かの家族がいるので、目が行き届くのを期待しているようですが、せめて、入院しているときぐらい看護師さんに診てもらいたいなと思ってしまうのが、家族の本音です。入院中、よく起こることなんですが、入れ歯もまたなくなっちゃったんですよ。婆ちゃんは色々なものをティッシュにくるむ行動があるので、たぶん今回もそのせいだとは思うんですが、認知症の人の病室のゴミ捨ては慎重にやってもらいたいなと。

快気祝いに赤飯

そんな婆ちゃんもついに退院になりました。早速、デイサービスの手配と歯医者の予約を私がしました。母が電話が嫌いなので、私はいつも電話担当。そして、入院保険などの書類の記入担当。今回は、叔父が来てくれたので、私のFJクルーザーは出さずに済みました。車高が高くて介護に不向きですので、助かりました。結構うちは、入院して、退院するたびに、快気祝いに外食をしていたのですが、入院が続くとちょっとやりすぎかなということになり今回はやめにしました。90代の婆さんが入院するたびに快気祝いをするのもね。楽しいですけど、ちょっとまたしんどいですからね。私の仕事帰りに、母からラインが入って、「婆ちゃんに赤飯炊くから、黒ゴマ買ってきて」と。なんだか、そのラインの文字を見て、感動してしまいました。うちの母はなんていい母なんだろうと。だって入院中もずっと点滴の度に付き添っていたんですよ。看護師さんのかわりに、トイレの介助もしていたんです。私は子どもも小さいので1回しか代わってあげられませんでした。それなのに、「病院に何か御礼を持って行ったほうがいいかな?」とか行っていたりして、本当にいい人なんです。「もう、いいんじゃない?入れ歯もなくなったしさ~」と私。快気祝いにちゃんと婆ちゃんに赤飯も炊いて、ホントに介護者の鏡だな~と聖人のような母に改めて感動してしまいました。私はそんないい介護者に将来なれるかな?なれそうもないですね~。

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