自分らしさが失われるかもしれない危機
認知症の種別による特性があるように、認知症の人は、病気のせいで、その人らしさが失われるかもしれない危機に瀕してるととらえることができます。
認知機能や知能も低下していくので、なおさらそうといえるかもしれません。
危機から少しでも救ってあげる
そんな危機に欠かせないのが、家族、隣人、介護スタッフの助けです。その人らしいあり方を一番知っているのは、家族や隣人その人らしさが失われそうになり、本人が自分らしさがわからなくなっても、周りの人たちの記憶には、ちゃんと残っています。周りの人たちが本来のその人らしくいられるよう、援助すればいいんですね。
周りが覚えていればいい
周りが覚えている限り、その人らしくいられる手立てがあります。「私があなたの記憶になる」そんなとらえかたもいいかもしれませんね。昔のその人について大事にしながらも、今のその人に向き合う…そんな姿勢が大事なのかもしれません。