ネズミもゴキブリも食べない
マーガリンは植物油脂からできているから、バターより身体にいいんだって思っている人がいると思います。植物油脂からできているということで騙されますよね。しかし、実際は食べ物にふさわしくないんです。その証拠にネズミもゴキブリも食べないんです。ネズミって石鹸を食べたりもしますよね。私は、アメリカでも日本でもネズミの出る家に住んでいたことがあるので知っています。(笑)そんなネズミでもマーガリンは食べないんですよ。ゴキブリもしかり。
がんや心臓病の危険が増す
マーガリンやショートニングにはトランス脂肪酸が含まれます。このトランス脂肪酸は液体の油に水素を添加して人工的に作られた硬化油と呼ばれる油脂に多く含まれています。がんや心臓病の危険が増すことが問題となっています。ニューヨーク市ではトランス脂肪酸を市内の飲食店の食品から削除する計画が出されているくらいなんです。
認知症のリスクもある
アメリカのオレゴン健康科学大学医学部の研究チームは、トランス脂肪酸の血中濃度が高いと認知症テストの成績が悪く、脳が委縮傾向にあることを明らかにしました。したがって、トランス脂肪酸をとり過ぎると動脈硬化がすすむだけでなく、認知症のリスクも出てくることがわかっています。
パン、クッキー、ビスケット、スナック菓子等に注意
うわぁ~好きな物ばっかりとガクッとくるかもしれませんが、上記の食品にトランス脂肪酸、つまりマーガリンやショートニングが多く含まれます。パン好きにはものすごく辛い話ですが、知らないよりは知っておいたほうがよいかと思います。パンはご飯より太りやすいというだけでなく、良質でない油という問題がつきまとうんですよね。私はできるだけ、パン焼き器でバターかオリーブオイルでパンを作るようにしています。より安全で太らないために、ご飯からパンを作ります。ご飯からパンを作れるパナソニックのゴパンにはずっとお世話になってます。もちろん、忙しい時はそういうわけにも行きませんがね、家族の健康のために買ってきたパン率を減らすように、減らすようにつとめています。
認知症予防を考えるなら、魚の油かオリーブオイル
マーガリンやショートニングよりは自然なバターがいいわけですが、やっぱりおススメなのは、魚の油やオリーブオイルです。普段から青魚を積極的に摂り、オリーブオイルも使用し、地中海食に近い形がいいと言われますね。エゴマ油、アマニ油、ココナッツオイルも認知症予防によい油としてありますが、使い勝手やコストを考えると、やはりオリーブオイルが現実的で加熱してもしなくても使いやすいのでおすすめですね。1つ1つの選択がより健やかな老後につながるんだろうなといつも思います。