世界で一番栄養のない野菜と言われても
きゅうりにはカリウムやビタミンCは豊富に含まれてはいるんですが、栄養価的には他の野菜に比べて低いです。外国のきゅうりはふとっちょで「あ~なんでこんなに太らすんだろう?」とアメリカにいる時思っていました。細い日本のきゅうりの方が断然美味しいですね。私は日本人が一番きゅうりを好んで食べ大事にしているんじゃないかとよく思います。もちろん、原産地はインドなので、インドでも大事にされているかもしれませんが・・
がん予防成分はへたに
実は、きゅうりは切り落とすへたの部分がククルビタシンという苦みが豊富で、がん予防効果があることがわかっています。漢方の本なんかにもそのことがよく載っています。だから、私はきゅうりのヘタを積極的に食べています。野菜や果物は皮等捨てる部分に栄養があることが多いので、私はよく皮など本来なら一般の人が捨てるであろう部分を結構食べています。たま~にククルビタシンがたっぷりの異常に苦いウリ科の植物ができることがあり、それは腹痛等食中毒の心配があるので食べてはいけないそうです。そこまで苦いのには出会ったことないですがね。市場に普通に流れているものは大丈夫かと思います。じゃあ苦いのが危険なら、ゴーヤは大丈夫なのか?そう思われる人もいるかもしれませんが、ゴーヤの苦みはモモルデシンという別の成分で、結構たくさん摂取しても大丈夫なんです。
たたききゅうりのススメ
とは言っても私もそこまできゅうり好きではないのですが、たたききゅうりだけは別なんです。たぶん、たたききゅうりのレシピをしらない人はきゅうりを沢山もらっても結構困ると思うんです。薄切りの輪切りで酢の物やサラダに使っても減らない~。冷たいたたききゅうりって夏場食べたら本当においしい。きゅうりの栄養価の低さはジンジャーが補ってくれます。きゅうりは認知症予防に貢献する食材とは残念ながら言いにくいのですが、カリウム豊富で血圧を下げるので、高血圧も認知症のリスクの1つということを考えると少しは貢献しています。しょうがのジンゲロールによる血行促進、自律神経の活性化等も健康や認知症予防につながるものとして紹介する文献もあります。