ナースには戻れない
婆ちゃんの部屋は6人部屋で個性的な認知症の人ばかり…
『母に、パソコンもって行って作業しながら、点滴している婆ちゃんに付き添ったら?』
と言われ、一応パソコンを持っては行ったんですが相部屋に変わっていたし、スペースないし…
結構、すごいにおいが充満してるし…いるだけでいっぱいいっぱいの場所でした‼️
昔、看護師してたのにね~!
下の世話もいっぱいしてたのにね~!
やっぱり、そういう環境から離れて長くなると、一般人感覚に戻ってしまった感じ…
婆ちゃんのトイレ介助だけでもういっぱい、いっぱいですね~!
情けないことです!
皆、それぞれに個性的
ひとりだけ、重度で食べないお婆ちゃんがいて、
看護師さんが、ペースト食を食べさせるんですが、ペッ、ペッて吐くんです!
すぐ吐くから、ビニールもひいてあります!
『お願いだから、食べてよ、食べてよ』というと、他の認知症の人たちが、
『はい、はい』っていうんです!(笑)
婆ちゃんは、絶食だから、
『腹すいた~、何か食わしてくれ』とばっかり言っているし、
せっかく食べさせてもらってるのに、吐いている人もいるし…
幻覚があって、ずっと独り言を言っている人もいるし、
ほんと、大変な病室なんです!
看護師さんにはほんとに頭が下がります!
婆ちゃんも、もう重度の認知症とは言われてるんですが、婆ちゃんよりももっと身体も、認知症も重度な人ばかりで…
母の話によると、
他の人たちのほうが、婆ちゃんより若いらしいんです!
『婆ちゃんは、歳のわりに、元気でよう頑張ってるほうやで…』と母!
『そうやなートイレも自分でできてるしね』
歳をとって生きていくのも大変なことですよね!
皆、ずっと自分で自分のことができたらいいんだけど、なかなかそういうわけにはいかない!
他人に世話になることを、ある程度受け入れていかないと、
歳とってから、自分を保つのは難しいのかもしれません…
そんなことを考えながら、今日も認知症病室に向かいます。