点滴ダイエットで身軽な婆ちゃん!
肝臓を悪くして入院。点滴だけで絶食の日々が続いた婆ちゃん。病院では、「この病院はな、ご飯でーへんねん」ってこそこそ私と母に言っていました。絶食でかわいそうだったんですが、体重がかなり減ったようで、何だか入院前より身軽になって元気そうなんです。デイサービスでも、「すごい元気になったね~」って驚かれてるそう。そして、身軽になったので、すごく介護が楽になりました。婆ちゃんが、ひょいと簡単に持ち上がります。介護が楽になっているんです。「太っていて、何もいいことないな」と母。自分も動きづらいし、介護者にも負担をかけますからね~。今日も、楽に2階まで上がって、お雛様も見れたんですよ。要介護4とは思えない身軽さでした。
うちはいつも食はわりと豪華
弟夫婦が来るので、朝から家中を必死に掃除しておりました。普段手を抜いているので大変です(笑)。お雛様は2階に置いてあるので、2階も1階もとなると、私にはちょっとした大掃除でした。私が掃除に徹している間に、調理師母はどんどん豪華料理を作ってしまいましたよ。
かにと黒豆のちらし寿司
普段はカニカマが多いですが、今日はお雛様なので、本物のカニでした。2歳児たちは、遠慮なくご飯を食べず、「えび、えび」と言いながら、カニからどんどん食べていました。さすが2歳女児たち、まったく遠慮はなかったです。うちは、父が糖尿病だし、私も妊娠中に糖が出たことがあるので、液体パルスイートを砂糖の代わりに使ってお寿司を作っています。お寿司以外も全部パルスイートを使用していますが・・。
エビとカリフラワーフライ
エビとカリフラワーのフライの組み合わせはとてもよかったです。最近はブロッコリーが高いのでカリフラワーも同じ値段なんです。元々はカリフラワーの方が高級感があって値段も高いのですがね…。私と母が思うに、カリフラワーは天ぷらが一番美味しいんですよ。お酒のアテにも最高です。栄養価はやはり白い分、ブロッコリーに負けるんですが、あっさりとしてお上品なカリフラワーもまた好きです。豆苗をのせているのが、青物の高い今風かもしれないですね。
手作りローストビーフ
ローストビーフは、牛ももから意外と簡単に作れるんですよ。黒コショウを振って表面を焼いて、あとは切るだけなんです。一般的にはローストビーフは家で作るものだとは思われていないじゃないですか。それなのに、驚くほど簡単に作ることができます。ソースは焼いた汁を活かして作ります。牛ももは、どこにでも売っているわけではないですが、お肉屋さんやお肉屋さんが入っているスーパーなら買うことができます。おうちパーティやポットラック(potluck)みたいな持ち寄りパーティでも喜ばれる一品です。そのうち、こちらもクックパッドに掲載しようと思っています。私がしばしばうかがう大阪、本町の「べっぴん野菜と日本酒のたまや」のクリスマスの持ち寄りパーティでも喜んでいただけました。うちの息子も私も大好きな一品です。
ハマグリのお吸い物
いつもは食べられないハマグリ!今日は、汁物まで贅沢でした。三つ葉を散らすと透明なお汁の中のグリーンが本当に綺麗です。はまぐりは、平安時代には「貝合わせ」遊びなどで知られたそうで、ひなまつりの代表的な食べ物の1つです。はまぐりの貝殻は、対になっている貝殻でなければぴったりと合わないことから、仲の良い夫婦を表し、一生一人の人と添い遂げるようにという願いがこめられた縁起物だそうです。本当にロマンチックな縁起物ですね。伝統行事であるお雛祭りを本格的にしてくれる大事な一品ですね。
桃の花つきの手土産
桃の花つきの「たねや」のオリーブ大福のお雛祭りバージョンを弟夫婦が手土産に持ってきてくれました。桃の花つきで、何とも風情を感じさせる手土産。義妹のお菓子選びのセンスはいつも抜群で感心させられます。
オリーブオイルをかけて、お菓子まで認知症予防になりました。2歳娘たちが喜んでかけまっくっていましたが、甘いソースじゃないので親も安心。
世代間交流に婆ちゃんも笑み
婆ちゃんは、子どもたちとボール投げをして楽しそうに遊んでいました。婆ちゃんは認知症なので、童心にかえらなくてもいい感じでしたよ。もう、素のままで子供たちに溶け込んでいました。娘のキューピー人形も嬉しそうに抱いていました。「ユウ、今日は楽しかったわ、呼んでくれてありがとう。こんな、年寄り、誰も呼んでくれへんからな」と後で子供たちと弟夫婦が公園にでかけて、静かになったときにしみじみとそう言われました。認知症が進んでも、こんなことを言えて、会話力のある婆ちゃんはすごいです。そして、子どもたちの居ぬ間に、和菓子を狙い、どんどん食べちゃって、豪勢な箱の中は空っぽに!本日仕事の夫の分はなくなりました。相変わらず、認知症の人の食欲ってすごいなぁ~と感心させられましたよ。「点滴ダイエットしたから、まぁいいわ~」って婆ちゃんに言いました。長い絶食に耐えたしね。子どもたちも婆ちゃん(ひいお婆ちゃん)と無邪気に遊んでいました。やはり、世代間交流、家族の絆を深めるのって大事ですよね。また、近々婆ちゃんや弟夫婦と温泉にも出かけるので、この盛り上がったテンションのまま、行くことになりそう。とても楽しみです。