身体拘束についてまとめる
認知症介護ラプソディ2の執筆に日々、取り組んでいるのですが、編集者さんから、「身体拘束」についてまとめて下さいという注文がきました。
身体拘束って何?
一般の方からすると、何のこと?となりますよね。身体拘束の明確な定義はないようですが、簡単に説明しますと、「治療上介護上、治療を遂行するため、安全や事故防止のために、身体を縛る等の行動制限をすること」をいいます。一般の人からすると、治療するためなら、仕方ないか…とおもうかもしれません。
医療・介護職は感覚がマヒしちゃう
縛って当たり前というような、病院や病棟に配属されると、はじめは抵抗あっても、だんだんなれてしまう…そんなことがよくあると思います。私も看護師時代、抜けられないよう、どう縛るか等を教えられたものです。国際的基準に反した拘束を推奨しようとする病院の体制に、若かりし私は反発すらできない状況に置かれていました。
しばられるってこわいこと
普通に考えたら、気持ち悪い犯罪者につかまって監禁されたりしない限り、日常生活でしばられることなんてありませんよね。そんな倫理的に許されるはずのない身体拘束が、十分に他の方法が検討されず、緊急性や生命がおびやかされるわけでもないのに、結構一般的に病院や施設で行われていたりするんです。
認知症だと正当化されやすい
認知症の人は、点滴や経管栄養等の必要性が理解できないから、抜くだろうという風な先入観から、一般の人以上に身体拘束が正当化されやすいといわれています。
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