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お婆ちゃんの色ボケに遭遇したら!

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昔は要介護認定調査項目に性的行動があった

一度アメブロでこのテーマについて書いたのですが、結構読んで頂いているみたいなので、

書き改めてみます。

私が要介護認定認定調査員をしていたころは、

調査票の項目に性的行動というのがあったんです。

この項目について、家族に聞くのですが、初めはあっても、おじいちゃんだけだろうと思ってたのです。

ところが、実はお婆ちゃんにもあった!

たまにですけどね。遭遇するのは!

でも、おばあさんの色ボケについては、隠しちゃう家族もいたと思います。

おじいちゃんの色ボケ以上に恥ずかしく感じるものなんだと思います。

項目からなくなった理由はわかりませんが、性的言動イコール大変というわけではないからかもしれません。

性的行動なければ、介護が楽というわけではないですから…

大変そうなケースはありましたが…

色ボケする時点でかなり重度になってきているので、それ以外のことでも全体的に大変になってきているはずだから…

例えば、息子を死んだ夫と間違えて、

『抱いてくれ』と言って抱きつく。

息子の嫁を愛人だと言って、攻撃するなどです。

(このケースは大変そうでしたが…)

それに加えて、トイレを昔の農家のやり方で、トイレの便器より出前で立ちしょんしてしまい、服(和式着物)と床の掃除が大変だと言っておられたと思います。

昔は農家の女性は立ってすることが多かったそうですね。(私は、この認知症の方の件で初めて知りました)

そう、明治の方だったと思います。

私が調査員をしていたころは、明治の方がまだ沢山いらっしゃった!

性的行動は、愛着や結びつきの心ニーズが素直に出ちゃったのかもしれません。

あるいは、『わたしの性器は…』とかずっと言っているとかいうことも…

こういうのは、自分に関心を示してほしい表れかもしれませんしね。

遭遇したら、温かく見守る

遭遇したら、温かく見守ることが重要だと思います。

不安でさみしいんじゃないか?

無為に過ごしてないか?

のけものになって、さみしい思いをしてないか確認することも重要ですね。

そして、『明日は我が身』と思って対応したほうがいいですね!

性的行動のあるおばあちゃんは、別に若いときに性的に活発だったとかいうこともないと思います。

若いときに抑えていて、認知症になってから出るというのもあるのかもしれませんが…

フロイトも言うように、人間の根底にはリビドー(性的欲望)があるんだと思います。

だから、男も女も私はそこまでじゃないから、大丈夫とは言えないわけです。

携わることがあるか?

こういう性的行動の予防にも、シリーズでお届けしてます、認知症の人の心のニーズを満たしているか、確認することが重要かと思います!

結びつきのニーズ、携わることのニーズ等いろんなニーズを満たしているか?

主体的に集中して取り組めるようなことを用意してあげているか?

そんな確認が重要です!

認知症も重度になると、周りのお膳立てがないと、無為にすごしちゃうもの!

集中して取り決めることがあるほど、

性的行動に限らず、周辺症状や行動障害(暴言、暴行、徘徊、哢便)などをおさえることができます。

やはり、認知症の人の性的行動には、明日は我が身と思っての対応が大切だと思います!

おじいちゃんの色ボケ以上におばあちゃんの色ボケに温かく対応してもらいたいと思います。(同じ女性としての私見ね…切に願う…)

自分の行動は、結局、後でかえってくると言うじゃないですか?

自分が認知症になって性的行動が出ても周りに優しくしてもらえるように…

(えっそこ?(笑))

あっでも、認知症予防も頑張りましょうね~!

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