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疲労回復にいい食べ物とは?

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栄養ドリンクでは疲労はむしろたまる

私は若かりし頃看護師をやっていました。夜勤明けで眠いのに予定を入れてしまった時なんかは、栄養ドリンクは必需品でした。栄養ドリンクを常用している看護師は本当にたくさんいました。今も常用している看護師がいるでしょうね。栄養ドリンクには、ビタミン、アミノ酸、生薬、漢方由来成分などが配合されています。栄養ドリンクの歴史をたどると、栄養ドリンクはもともとまだ日本が豊かではなくビタミンB1不足で脚気になるような時代に、それを改善するためにうまれたものです。それでも、いまだにわりとビタミンB1補給がうたわれているのが栄養ドリンク。今は飽食の時代ですのでビタミンB1不足になる人はあまりいなんですがね。栄養ドリンクは疲れた時の栄養補給とうたわれてはいるけれども、「疲労を改善する」とは書かれていないんです。それは、残念ながらエビデンスがないからなんです。カフェインの作用によって疲れていても、覚醒、高揚させることができるので、元気になった気がしますが、実際のところは疲労が表にでないだけで蓄積しています。疲れているのに、無理に活動させて、さらに疲労を蓄積させてしまうんですね。疲労がたまっていることにむしろ気づきにくくなるので、注意が必要なんです。

疲労の回復が証明されている食べ物は?

疲労の回復がきちんと科学で証明されているのは鶏のむね肉です。鶏のむね肉はイミダゾールジペプチド、略してイミダペプチドが含まれ、脳の疲労を回復させる効果があることがわかっています。渡り鳥が何千キロも飛ぶことができるのは鶏むね肉に含まれるイミダペプチドのおかげなんです。そんなすごい成分が安い鶏のむね肉を食べるだけで、摂れるなんてありがたいですよね。身体の疲労って身体そのものの疲労だって思いがちですが、実は「脳の疲労」だということがだんだんわかってきています。脳の疲労を回復させることができるんです。簡単に言うと、疲労が積み重なったものが老化になります。疲労は一時的に細胞が傷つく感じですが、老化はそれ以上に細胞が傷ついていく感じなんです。だから、脳の疲労をとることができれば、身体の疲労もとれるし、老化予防、つまり認知症予防でもあるんですね。

どれぐらい鶏むね肉を食べたらいい?

イミダペプチドは1日に200mgとるのが有効です。イミダペプチドを200mg摂るには鶏むね肉を100gとればいいことがわかっています。毎日鶏むね肉というわけにはいきませんが、買う頻度を高めることがお勧めです。普段食べる習慣のない人は是非、試してみてください。

鶏むね肉を柔らかくして食べる方法

「でも、鶏むねって鶏ももとかに比べるとパッサパサでしょう?」そう思う人も多いかと思います。誰しも1度は鶏むねをパッサパサに仕上げてしまった経験があるものではないかと思います。そして、そこからもう手を出さない人も多いのでは?鶏むね肉は簡単な下処理をすれば驚くほど柔らかく仕上げることができます。必要なのは砂糖、塩、水だけです。ビニール袋にこの3点を少量ずつ入れ、外からもんだりたたいたりするだけなんです。それだけで驚くほど柔らかく仕上がります。鶏むね肉は認知症予防にいいので、わりと沢山レシピを書いていますので、いくつか載せておきます。是非、活用してください。

 

 

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