寝たきりになったら介護ストレスが上がる?
素直に考えると介護度が軽い時期よりも、寝たきりになった介護が重い時期がストレスが高いんじゃないか?そう推測する人が多いかもしれません。しかしながら、一番ストレスが高いのは、初動期(介護が急に必要になったとき)ということがわかっています。
なぜ初動期にストレスが高いのか?
急に親が病気になったとき、介護が必要になったときは、介護保険制度のこともわからず、困ってしまい、ストレスが高くなります。特に一般的に男性は困ったことを誰かに相談する習慣がなかったりして、あっさり仕事を辞めてしまうケースもあります。
寝たきりのステージは意外とストレスが低い
普通考えると寝たきりのステージのほうがストレスが高そうですが、実際はそうではありません。そのステージになると介護サービスの利用にも慣れていたり、寝たきりになることも予測しながら動いていたりするので案外ストレスが低いんです。
介護がやってきた人を助ける
これからの時代は介護の経験のある人が介護の経験のない人を助けることが非常に重要になってくると思います。特に誰にも相談せずに退職し、ケアが得意でもないのに介護に専念するというようなことになれば、状況は最悪です。介護の入口は、特に助けを必要としていることが統計結果からも明らかです。うちは介護の初動期に混乱しなかったのは、私が介護保険の部署で働いた経験等があったからです。介護に関する仕事をしていない限りは、知らなくて当たり前のこと。私もできる限り、そういった人がどうすればいいかわかる本を作ろうと思っています。高齢化がすすむにつれて、ますます、人々の助け合いは重要になってくるかと思います。コミュニケーションの得意な女性は特にコミュニケーションの苦手な男性をリードし、手を差し伸べることが大切なんじゃないかなと思います。