面接控室で見た驚くべき光景
前々回の話こちら
前回の話こちら
「英語あんまりできなくてもできるいい仕事ありますか?」
そんな質問をうかつにもしてしまったために、刑務所で働く仕事を紹介されて、面接を受けることになった私!
その後、ついに、刑務所の中の控室に案内されました。
案内してもらって、部屋に入ると、なんと、なんと、
大勢のブッチャーがいたのです!
ブッチャーみたいなガタイのいい黒人さんばっかりなんですよ~!
ひぇ~、やっぱり私が受けるような仕事じゃなかったよ~!
見ているだけの仕事って、やっぱり、看守?監視人だったんですよ~!
そんな仕事、女性が女性に紹介するなんて・・
すぐ引き返すわけにもいかず、おとなしく面接を受けたんです。
面接では、もう私の強みとか弱みとか、もうどうでもいいんですけど、
やっぱり、看守の仕事でもそれを聞いてきました!
中国人のお友達の言った通り!
この場で強みを言うなら、日本で柔道をやっていて、やわらちゃん並み…とか言わないといけないような状況ですが、柔道とか空手をやっていたとかもないんで…
事務職みたいな強みを言った気がします。
中国人お友達の話を聞くと、弱みは、もう一つの強みを言うってことでした!「物事に集中しだしたら、集中しすぎる」とか言ったような気がします。
もうそんなことどっちでもいいんですが(笑)
一応なんとか面接を終え、待ってくれていたインドネシア人の男の子とすごすご帰りました(笑)
予想どおり不合格
まぁ、私が合格するわけないでしょっていう仕事だったわけですが、予想通り不合格でほっとしました!
向こうも、こんな細っこい(今は結構太いけど)私なんか通しちゃったら、囚人みんな私の担当の時を見計らって脱走を企てるに違いないですもんね!
向こうもわざわざそんなリスクはおかしません(笑)
「変なアジア人の女が来たな~」そんな感じだったと思います!
もし、受かって働いちゃってたら、認知症コメディじゃなくて刑務所コメディを書いていたかもしれませんね(笑)
とんでもないものを紹介する人
もちろん、「英語たいしてできなくてもできるいい仕事ないですか?」と聞いてしまった私も悪いんですが、たまに、とんでもないものを紹介してくれる人に出会いませんか?
昔、北海道で「女性がひとりでつっかけをはいてもすぐ登れる山だよ」と言われて、登ったら、険しい山で道に迷い遭難しかけたことがあります。
たま~に、軽~く言って、ものすごいものを紹介する人がいるんですよね!
まぁ、素直にとびついてしまう私も悪いのですが…
その刑務所の仕事を紹介してくれたジョイスという人は、いい人そうでしたが、ちょっと単細胞な感じで、あまり深く考えない感じの人でした!
大学の先生がジョイスにインターンシップ先でどんなことを私に経験させてくれたのかという電話のやりとりを目の前で聞いてしまって、
「あんな英語もろくに話せない子に大した仕事やらせられないわよ」って言うのを聞いてしまってひどくショックを受けたことを覚えています!
大学の社会学の先生は、私がもうちょっといろいろできるのではないかと思ってくれていたみたいですが・・
英語が流暢に話せないと必要以上にバカに見える
英語が流暢にできないと、どうしてもバカに見えるようです!
リサーチの仕方を習うクラスがあって、期末試験の後、
「ユウ、奇跡が起ったわよ」と急に先生に呼び出されたんです。
テストの答案用紙を先に見せられ、
「ほら、奇跡が起った」と96点の答案用紙を見せられたんですよ。
もちろん、私としては、まぐれじゃなくて予想通りの点数だったんですが、
奇跡よ!奇跡よ!って!言われるんですよ!
実力なんですけど(笑)
教室でも、私が96点だったって先生が言ったら、すご~いみんなが驚いて、
そんなに驚かなくてもいいじゃないか?(笑)という感じでした!
テストもぎりぎりまでねばっていたので、わからないからねばっているように見えたんですよね!英語のハンデがあるから慎重にこなしていただけなのに…
授業が終わってから、勉強を教えてほしいと一人のアメリカ人に言われて、
それもビックリでしたが…
ほんと、留学中はバカにされて泣いたり、ちょっと名誉挽回できたり?
まぁ、でも、やっぱり珍道中ばっかりでしたね~!
刑務所コメディにまではなりませんでした!