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近所の親友と殴り合い
婆ちゃんは81歳まで、うどん屋というか、うどん工場でパートをしていたんですよ。
その職場には、近所に住んでいる古くからの親友も勤めていたんです。
うどん食堂もあるのですが、コンビニやスーパーに売っているようなざるそば系のものも作っていたんですよ。
リーダー的ポジションの人が初めにうどんセットみたいなのをレーンに流すところから開始するらしく、そのポジションは何だかちょっとステイタスらしいんです。
どんな職場でもそういうちょっと格好いいポジションとか裏かたポジションとかあると思うんですが、その職場ではちょっとうらやましくなるポジションだったらしいんです。
婆ちゃんは80歳にもなるのに仕事が早く、年齢で人は判断しちゃいけないのは「後本さんを見たらわかる」と言われるほどのいい働きぶりだったんですよ。
だから、ちょっと調子にのっていた部分もあるかもしれません。
もともと気丈な人ですからね~。
ポジションの取り合いで殴り合う
そのレーンにうどんセットを流し始めるというポジションを取り合い、婆ちゃんは親友と殴りあってしまったのです!
その話を後で聞いて、母も私もドン引きしてしまったのは言うまでもありません。
実は認知症のサイン
婆ちゃんは、もともと気が強いから、そんなことやることもあるかな~?
そのときは、そう思っていたんですが、
後でよくよく考えると、あのときは、認知症の初期だったんですね。
だから、近所の婆さん、じいさんが殴りあいのけんかをしていたら、
「あの婆さんすげぇ~、このじいさんすげぇ~」って思うかもしれませんが、認知症かもと疑ってみるのも重要かもしれません。
認知症のサインは、「なぐりあいのけんか」とは、どの本にも書かれていませんが、怒りっぽくなるとはよく書かれています。
ご参考まで…