野菜高騰の今!料理手のセンスが試される
野菜が高い!青物が高い!じゃあ、もやしに走ろう!一般的には、皆そうなりがちかと思います。もやしも意外と栄養価は高いのですが、ひたすらもやしばかり食べるというのもやはり、考えもの。食にはバラエティが重要です。人間は雑食にできていて、同じものばかり食べると、例え、健康にいいと言われるものでも、偏ってしまい、本当の健康にはつながりません。今回、野菜が高い今、私がいっそのことおすすめしたいのがカリフラワーです。カリフラワーって普段は非常に高い、高くって一般庶民の食卓にはなかなか上がりません。どちらかというと、高級野菜扱いですよね。しかしながら、今は、ブロッコリーも高いですので、カリフラワーがなんとブロッコリーと同じ値段、またはそれ以下で買えてしまいます。そう、200円以下になっていますね。野菜が高い今だからこそ、もやしばかりでなく、カリフラワーを食べてリッチ感も満喫しましょう。
カリフラワーはブロッコリーとどう違う?
野菜の勉強をしたことのない人でも、その見た目から、何だか仲間っぽいということが予想できますね。そう、予想通り仲間なんです。カリフラワーの真っ白な部分は、たくさんの花のつぼみの元が大きく太って集まったものになります。ブロッコリーは花が咲く直前の完成したつぼみですが、カリフラワーは花のつぼみがまだできる前の状態なんです。ブロッコリーもカリフラワーもアブラナ科で菜の花やキャベツとも仲間なんですよ。それらの元の祖先はケールになります。ケールもなかなか食卓には上がらず、おしゃれなお店でしか見かけませんがね。
栄養面はどう違う?
栄養面もカリフラワーとブロッコリーでは大分違います。ブロッコリーは、見た目の通り、緑が濃いですので、カロテンを豊富に含みます。その他にはビタミンKが含まれ、骨粗しょう症予防が期待できるブロッコリーです。それに対し、カリフラワーは、ビタミンB1やビタミンB2を豊富に含みます。ビタミンB1は糖質の代謝を助け、エネルギーの生産したり、皮膚や粘膜を健やかに保ってくれますね。そして、ビタミンB2も豊富に含みます。ビタミンB群を豊富に含むということは、血中のホモシステイン(様々な病気のなりやすさの指標になる)を下げるのにも役立てられます。高齢者では血中ホモシステインの上昇が認められ、ビタミンB群が不足していることがわかっています。血球ホモシステインの上昇は心血管疾患、糖尿病、アルツハイマー病等さまざまな病気と関連していることが明らかになっています。ブロッコリーもビタミンB群の1つである葉酸も豊富ですし、カリフラワーもブロッコリーも認知症予防や健康を維持するのに是非取り入れていきたい食材です。
カリフラワーのおいしい食べ方は?
一般的には、サラダ、グラタン、シチュー、ポタージュ等に使用されるカリフラワーですが、もっとおいしい食べ方があります。それは、フライです。カリフラワーはブロッコリーと違ってあっさりした味ですので、こってりしたものやカレー味等にも合うんです。調理師母とわたしの一押しはやはり、フライ。天ぷらやフライをからっと揚げるのにおすすめなのは、ベーキングパウダーです。これは、母が天ぷら屋さんの娘に教わった秘密の方法です。また、天ぷらやフライを次の日にお弁当を食べるときまで、からっとさせる方法が別にあります。以下にレシピをのせていますので、是非、ご参考ください。