万引女子更正プログラムのインターンシップ
私は、ミズーリ大学で社会学を学んでいたんですが、卒業が近づいた頃、女性学関連のインターンシップを探していて、
インターンシップフェアで万引や暴力を奮う(軽犯罪)女性の更正プログラムのところで、働いているという黒人女性のジォイスに声かけられたんです!
『うちでインターンシップしない?』
歓迎され、誘われるというのは、あまりなかっので、快く受け入れたんですよ!
日本では、あまり、暴力を奮う女性にも出会わないんで、(そういえば、婆ちゃんは近所の人を殴ったけど)それだけで、衝撃ですよね!
女性の更正プログラムは、detention と呼ばれる留置所で行われるんですが、
まぁ、アンガー(怒り)マネジメントの勉強をしたり、犯罪を犯した女性たちが話し合ったりします!
アップルジュース出しの日々
私は、もう卒業する頃だったんで、白人の英語は大分慣れてきてたんですが、黒人の英語は全然聞き取れず、
お茶だしではなく、アップルジュース出しを頼まれ、
おとなしく、アルミのアップルジュースを犯罪女性に出していました。
日本の田舎の役所のお茶組みに悩んでアメリカに女性学学びに行ったのに、アメリカの留置所でアップルジュースを出してたんですよ!
面白いでしょう?
その女の子たちは、万引きとか暴力などの軽い罪なので、ボランティア活動をするとポイント性で罪が軽くなっていくんですよ。
アメリカらしいでしょう?
ボランティアをいっぱいすると、どんどん帳消しになっていくんですよ!
プラマイゼロみたいな感じ(笑)
だから、執行猶予があるので、それまでに彼女達に沢山ボランティアをさせないといきなかない。
そんな感じなんです!
日本じゃ考えられないでしょう?
まぁ、インターンシップは、そんなやり取りを聞きながら、勉強にはなったんですが…
もう卒業だったんですが、アメリカの大学を卒業すると、1年働くことができるですよ!
それで、仕事を探していたんですが、『英語あんまりできなくても働けるいい仕事
ないかな?』
ってジォイスに相談してみたんです!
『あるよ、あるよ、刑務所(jail)に見ているだけでいいようないい仕事があるよ』
ジォイスにそう教えてもらい、
女性の彼女が言うんだから、おいしい仕事なんだろう!
そう、安易に考えていました!
Detention(留置所)には、毎週だったか隔週だったか通っていたので、変な先入観みたいなのはなくなっていたんです。
そのDetentionが扱っている犯罪者は黒人の人ばかりで、黒人の人たちばかりが住む治安の悪い地域にあるんです。
インターンシップ道中は命懸け
車もないのに、そんなところのインターンシップに決めてしまった私は、行く道中も結構怖い思いをしました。
バスに乗っても、ラリってる感じの浮浪者か、匂いのきついおじさんか、
今にも喧嘩を始めそうな人たちばかりでした!
また、運転手もさらに壊そうな黒人女性などで、素行のワルそうな人に降りろと行って、押し問答になったり…
身を縮こまらせて、バスに乗っていました!
バスが怖いので自転車に変えたんですが、これもまた、怖いんですよ!
治安の悪い地域を自転車で走るから…
銃声が聞こえることもあるから、気を付けてと友達にも言われていました‼️
『お前は頭がおかしい』と日本人の男の子にもからかわれました!
そのエリアを自転車で走っていると、ラリってる感じの黒人の男の人の手がすっと伸びてくるんです。
必死に自転車をこいで、男の人の手が私の肩をかすめるも、
平気なふりしてこぎ続けます!
絶対に振り返りません。
そんな通うだけで大変なインターンシップだったのに、detention (留置所)より怖いjail(刑務所)で働く仕事を紹介され、
なんと、応募してしまったんですよ!